”言った”と”伝えた”はまったく別モノ。

”言った”と”伝えた”は別!

これはワタシがハタチそこそこで教えてもらったことで、
衝撃を受けるほど心に刺さった言葉。

極端な話、英語でバァーっとまくし立てられても…
伝わるのはせいぜい単語が1〜2個。

たしかに“言ってる”けど、“伝わって”はいない。

もしそれがアラビア語やポルトガル語だったら、
もう音としてしか受け取れないかもしれない。

『伝える』とは、相手の立場や理解に合わせてこそ成立するものです。

これで、”言った”と”伝えた”は全然違う、ということは伝わりましたよね?

今回はこんなお話しです!

なぜ伝わらないのか?

専門用語や、相手が知らない言葉を使う

人は知らない用語など言葉が1〜2個なら聞いていられますが

3個目が登場したら、もう聞いていられません。

外国の方に急に道を聞かれたら、パニックになる日本人は多いと思います。

自分がわかってる言葉が、相手がわかる言葉とは限りません。

『あっち』とか『それ』自分の中では明確でも、相手にとっては霧の中(笑)

改善ポイント:相手の理解レベルに合わせる
  • 子どもには子どもの言葉で
  • 相手が話についてきているか気にかける
  • 専門用語は『使わない』か『一言で補足』

情報が多い、話が長い

道を説明するときに

『お花屋さんと八百屋さんとお肉屋さんが並んでて、その先にコンビニとガソスタがあって…』

丁寧だけど、情報量が多すぎて逆に伝わりにくいです!

聞きたいのは『次、どっち?』ってだけだったりします。

『次の信号を左』これで十分ですよね!

”1”を聞きたいだけなのに、聞いたら”10”話してくる…

こんな話好きの先輩、職場にいませんか?ワタシの職場にはいます。

申し訳ありませんが、極力話しかけません(笑)

改善ポイント:情報は最小限で
  • 相手が聞きたいのは「要点」だけかも?
  • ”親切”と”話が長い”は紙一重
  • まず結論!あとから補足!

感情が邪魔をする

これはよくあると感じています!

なにかミスをして、注意されているときに

こっちがワルいのですが…メチャクチャ怒鳴られたら…聞いてられないですよね。

感情はフラットにしていた方が伝わります。

相手が怒っていたり、こっちが悲しかったりすると

聞いてはいても、左から右にスーッと抜けていくんです。

改善ポイント:感情よりも意図を届ける
  • 怒る前に、伝えたい「本題」は何かを整理
  • 感情が強すぎると、内容が見えなくなる
  • 冷静に言うほうが、意外と響く

そもそも聞いていない

伝えるには“環境”も大事です。

テレビを見ていたり、何かに集中している相手に話しかけても、ほとんど伝わりません。

バタバタと出かける直前の人に、大事な話をしても頭に入りません。

『あとで言って』って言われた時には、もう内容ごと消えています。

伝えるには、相手が聞ける状態か確認することも大事です!

改善ポイント:タイミングと環境を整える
  • 「伝える」は一方通行じゃなくてキャッチボール
  • 最後に『わかった?』と一言あるだけで全然違う
  • 話す前の空気作りも大事!

あとは…

メールやLINEで送っても、相手が見てなければ伝わりません。

ワタシはLINEをサッと見て返しちゃうタイプなので、本文が長文だと見落とします。

…ちゃんと読めって話なんですけど、簡潔にしてもらえると嬉しいです(笑)

あと、これはワタシがすごく苦手なんですが…

”言わなくてもわかってるよね”

…全然わかりません!

察れないヤツなんです。
面倒かもしれませんが、毎回ちゃんと言ってもらえるとありがたいです。スイマセン。

さいごに

この“言った”と“伝えた”の違いを、ハタチそこそこで教わったことで
ワタシは、伝わらないことを相手のせいにしなくなりました。

「何回言えばわかるんだ」
「なんで伝わらないんだ」
…つい、相手がバカなんじゃないかって思ってしまいがちですが

違うんです。
ワタシが“伝えられてない”だけなんです。

相手の立場や理解に合わせた言い方ができてなかっただけ。
たとえ相手が一度理解してくれても、その後忘れてしまったとしたら
きっと、忘れやすい伝え方をしてしまったんだな、と今では思えます。

もちろん最初は、やきもきすることも多いです。
でも、“どうしたら伝わるかな?”って考えながら話していけば、
だんだん伝えるのが上手くなってきます!

…と、
さっき「長々書くと伝わらない」って言ったので、そろそろ終わります(笑)

みなさんにちゃんと伝わってたら、幸いです!