アインシュタインの相対性理論を簡単にわかりやすく説明|初心者向けまとめ

「相対性理論」名前は聞いたことがあるけど、説明しろと言われると難しい。ワタシも興味を持って調べてみたものの、なんとなくわかったような、わからないような…。

そこで今回は、相対性理論について改めて調べ、その内容をここにまとめることにしました!

「深い理解」は得られませんが、誰かに得意げに話すくらいなら出来ますので、ぜひ活用してください!

この記事の目次

そもそも「相対性理論」ってなに?

相対性理論を一言で言うと、

「時間や空間は、観測する人の状態(場所)によって違うよね」 というもの。

これは単なる、「楽しい時間はあっという間に過ぎるけど、退屈な時間は長く感じるよね」という感覚の話ではなく、実際に時間の流れが人によって異なる ということ。

映画でイメージする“相対性理論”

たとえば、映画『猿の惑星』では、宇宙を探索して戻ってきたら、地球では数千年が経過していた…これも相対性理論による現象の一つ。

理論によれば、光の速さに近い速度で移動すると、時間は遅く進む ということです。”光の速度で移動していた、宇宙船の中の時間は数年でも、地球では数千年経っていた”これも相対性理論です。

実際に記者から『理論を簡単に説明してほしい』と言われてた際にも、

アインシュタイン
アインシュタイン

可愛い女の子と一緒に1時間過ごすと、それは数分に感じる。
でも熱いストーブの上に1分座っていると、それはまるで1時間に感じる。これが相対性だよ!

と答えています!

相対性理論が現代に活かされている例|GPSと時間のズレ

この理論を現代で使用しているのがGPSです。相対性理論がなければ、日々、数キロ単位でGPSがずれてしまいます。

相対性理論を2つに分類して深ぼる!

“相対性理論”はアルベルト・アインシュタインが1900年初頭に発見した。

そして相対性理論には”特殊相対性理論”と”一般相対性理論”の二種類あります。

特殊相対性理論(1905年発表)

速く動くと時間や空間が変わる。
主に速度に関する理論

特殊相対性理論のわかりやすい例は先ほど紹介した、映画の”猿の惑星”で主人公達が、高速に近いスピードで宇宙を探索して、数年後に地球に帰還すると….地球では数千年の時が経っており、地球は猿に支配されていた。

これは『高速で移動すると時間が遅れる』=特殊相対性理論の影響

一般相対性理論(1915年発表)

重力があると時間や空間が変わる。
特殊相対性理論に重力を含めた理論

一般相対性理論は重力が加わるとどうなるか?ということ。

例えば、もしあなたが 高層マンションの最上階 に住んでいたとしたら、1階に住んでいる人よりも時間がほんのわずか速く進んでいる。
その差は、1億年で1秒ほど!
普段は気づかないけれど、重力が強い場所では時間が遅れるという現象は、実際に観測されている。

そして、映画『インターステラー』では、もの凄い重力のあるブラックホールの近くにある惑星で1時間過ごすと、地球では23年が経過する というシーンがある。

これは『強力な重力で時間が遅れる』=一般相対性理論の影響

なぜGPSがずれる?相対性理論がその理由!

それはGPSの衛生が重力の弱い宇宙を、ものすごい速いスピードで移動しているから。重力が弱いから時間が早く進み、速度が早いから時間が遅く進む。

結局…時間が早いのか…遅いのかわかりません。もし、GPSがこのズレを補正しなかったら、カーナビの目的地は毎日10km以上ズレてしまう!

目的地を「コンビニ」に設定したのに、山の中に連れて行かれる…なんてことが起こるかもしれない。なので相対性理論で、そのズレを計算し修正します!

つまり、GPSが正しく機能するのは、相対性理論のおかげ!

アルベルト・アインシュタインってどんな人?

1879年:幼少期〜青年期

ドイツで生まれたアインシュタインは、幼少期は発達が遅く、言葉を話し始めたのも4歳と遅めだった。数学は得意で、15歳には微分積分をマスター!

だが…ドイツの暗記重視の教育に馴染めなかった。大学受験に失敗するも翌年合格し、卒業後はスイスの特許庁に就職(普通のサラリーマン生活)。

しかし、そこでの退屈な日々が、彼に物理の研究を続ける時間を与えた

1905年:「奇跡の年」とE=mc²の誕生

アインシュタインは特許庁で働きながら、一気に4本の論文を発表。その中には、「特殊相対性理論」「E=mc²」が含まれ、これが後に世界を変える大発見となる。

「E=mc²」とは?

エネルギーは”質量✖️光速”

つまり、小さいものでも、とんでもないエネルギーが隠れている!

1919年〜ノーベル賞とその後

一般相対性理論(1915年発表)は、重力が光を曲げるという予測をしていたが、日食観測で実証され、一躍世界的スターに!

1921年

ノーベル物理学賞を受賞。

しかし、受賞理由は相対性理論ではなく「光電効果の法則の発見」だった。当時、革新的だった相対性理論は一部に批判もあり、選考委員会によって受賞理由から外された。

1933年:亡命・晩年・そして最期の言葉

戦争中、原爆開発に関与するが、後に核兵器廃絶を訴え続けた

1955年最期の言葉は謎のまま…76歳で死去。彼が最期に呟いた言葉はドイツ語だったが、アメリカの看護師が理解できず、記録に残らなかった。

「天才の最後の言葉が消えた」という謎を残し、彼はこの世を去った。

相対性理論は「ひいおじいちゃん」世代の話⁉

アインシュタインが相対性理論を発表したのが、約100年前…意外に最近の出来事ですよね。まさに”ひいおじいちゃん”くらいの時代です。

当時、車もまだ一般化していなくて、飛行機がやっと飛び始めた頃。そんな時代に、『光と同じ速度で移動したら、光を見たら光は止まって見えるのか?』

という疑問を持ち、研究し証明したアインシュタイン。まさに天才とは、こういうことだと感じました!

ワタシの素朴な疑問

時間なんて本当はないのでは?

①『そもそも時間なんてない。時間がずれたのではなく、時計がずれたのでは?』

これは、重力のかかりが違う場所で、それぞれ色々な仕組みの時計を使用して時間を計測した結果、時間の流れが違うことが証明された。

空間への影響が時間にも影響するのか?

②『重力や速度は空間に影響を与えているだけで、時間にも影響を与えているのか?』

これも、空間と時間はセットになっていて、これを”時空”と呼ぶ。なので片方だけに影響を与えるのは不可能とされている。

というより空間と時間を別にできたら、タイムスリップができてしまう。そこはまだ現代でも解明できていない。

ブラックホールで動画を撮影したらどうなる?

あとはブラックホールの話も大変興味深かい!『重力は時間をズラす』たとえばブラックホールの近くで、動画を撮影し、その映像を地球で見ると”超スローモーション”になる。

だがブラックホールの近くでで見ると普通の映像になる。流石に実際には実験できていないみたいですが…理論上はこうなります!

さいごに|学びは楽しい

今回、初めて物理学をこんなに学びましたが、たまには勉強も楽しいなと感じる良い時間になりました。

この記事のポイント!

  • 相対性理論を一言で言うと、『時間や空間は、観測する人の状態(場所)によって違う』
  • 映画『猿の惑星』を見ると、相対性理論がわかりやすく表現されている
  • 可愛い女の子と一緒に1時間過ごすと、それは数分に感じる。
    でも熱いストーブの上に1分座っていると、それはまるで1時間に感じる。これが相対性だよ!
  • 相対性理論は”特殊相対性理論””一般相対性理論”の二種類ある
  • 相対性理論を現代に使用しているのが”GPS”
  • アインシュタインがノーベル賞を取ったのは1921年!意外と最近。

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