はじめに
最近は共働きの家庭が当たり前になりつつありますね。ワガ家もそうです。仕事を一生懸命こなし、帰宅したらゆっくり…という訳にはいきません。そうです!家には家事育児、やることが山積みです。夫婦で協力し合い、忙しい毎日を乗り越えているものの、そこには見えない“溝”が存在しています。
「パパはやっているつもり、でもママは『やってない!』と感じる」——これは、多くの家庭で起きている現象です。この記事では、なぜこのような“溝”が生まれるのかを考察し、解決のヒントを探ります。
パパの勘違いとママの現実
最初、この記事を「家事育児をちゃんとやっている側のパパ」として書くつもりでした。
丁度今日のことです、仕事終わりにダッシュで帰宅、長女と妻が歯医者で不在だったので、次女をお風呂に誘導しつつ、夕飯の『とんかつ』を作り、食器洗いと洗濯干しまでやりました…。これはやってる側ですよね!パパの皆さんは賛同してくれるはずです!…ところが、もしそれが 勘違い だとしたら?
『パパ 家事 やっているつもり』と検索してみたところ、多くのママたちのリアルな意見を目の当たりにし、衝撃を受けました。(本当は妻に聞けば良いのですが、そんなに強いメンタルは持っていません。)
「これだけやったんだから、さすがに感謝されるだろう」と思うパパ側の行動や姿勢が、なんとパパの勘違いと感じられていることが多いんです。
ワタシは自分の家事のクオリティを把握していますので、褒めて欲しいなんて言わないですよ(笑)。そう思ってるならクオリティをあげる努力をしろというところなのですが。ママが日常的にやっている事を、パパがやって感謝されるのはおかしいですよね。
感謝して欲しいパパと、家事育児を主体的にやってほしいママ。これが溝の正体です。この記事では、ワタシ自身も学びます。「なぜパパの頑張りが伝わらないのか?」を深掘りしていきます。パパもママも、お互い気持ちよく過ごせるためのヒント になれば幸いです。
パパとママの違い(ワガ家の実例)
『パパは頑張っているつもり、なのにママは不満げ』この差は一体なんなのでしょう?
パパのアピール
- ゴミ出し:週3回くらいある、ゴミの日は毎回パパが出勤時に出しています。
- 食器洗い:大体、毎日ワタシが行なっている。数日に1回は排水溝も洗う。
- 洗濯:妻がやる事が多いが、妻が寝てしまっていたり、疲れている時などタイミングが合わないときは、ワタシが率先して行なっている。たまに畳む。
- 娘と公園:娘が行きたいと言えば、時間の許す限りいくらでも付き合う。
ママのツッコミ
- ゴミ出し:パパは燃えるゴミの日しか覚えておらず、それ以外の日はママがゴミを玄関に用意。
- 食器洗い:終わった後、シンクやキッチンがビシャビシャ。水切り場の食器の積み方がテキトー。その為、落ちて食器が割れたこともある。
- 洗濯:干し方が適当で、乾きにくい配置になっている。畳み方が変なせいでシワができる。
- 娘と公園:あまりちゃんと見ていないので、危険。今まで何度ケガさせたことか…。
それにちょっとした掃除や、何かの補充、子供の準備などなど、名前のつかない家事育児も多々あり、パパがそれを率先してやる事も期待できません。そんなパパを見てイライラするママ、そんなママに言われて、やる気をなくすパパ。悪循環です。でもパパが悪いんです。パパは頑張っているけど、ママはもっと頑張っているんです。家庭という戦場で共に戦っているのに、背中を預けているはずのパパが弱いんです。
ほかのママの意見もご紹介
- 手伝う精神:パパは優しさのつもりで『手伝うか?』とママに問いかけますが。ママからしたら『手伝うとは?』家事育児はママ主体では無く、パパも主体なんです。なので手伝うではないんです。
- 俺は仕事:家事育児はパパも主体的に取り組むべきです。現代ではママも仕事と家庭を両立していますが、パパはどうでしょうか?残業を選んで定時で帰る努力を怠っていませんか?職場での印象ですが、定時を目指して全力を尽くすパパは少ないように感じます。その結果、家庭での負担がママに偏るのは不公平ではないでしょうか。家庭にもっと目を向ける働き方を考えることが必要です。
このすれ違い、どうにかしたいところですね。でも、完璧を目指すんじゃなくて、お互いがちょっとずつ歩み寄るだけでも、きっと気持ちが楽になるはずです。では、どうしたら気持ちよく過ごせるでしょう?
お互い気持ちよく過ごすために
パパが気づくべきポイント
- ズレを認識する :パパが「やっているつもり」でも、それがママにとって負担増になっている場合があります。行動の質や過程を見直し、ママとすり合わせをすることが大切です。
- 手伝う精神を捨てる: 家事育児はパパも主体的に行うべきです。「何か手伝おうか?」ではなく、率先して動きましょう。
- 褒められることを求めない: 褒められなくても問題ありません。結果的に家庭がスムーズに回ることが一番です。褒めて欲しい気持ちはわかりますが、グッと堪えてクールに!ママが褒めてくれなくても大丈夫です。ワタシが褒めます!
ママも時にはパパを褒めてください。小さな行動でも「ありがとう」と言われることで、パパのモチベーションが上がります。クオリティに関してもは多少、目を瞑ってあげてください。そうしてもらえると、ワタシも嬉しいです!
ワタシの気づき
最初にも書きましたが、ワタシは100点は取れない…けど、80点は毎回取れている、くらいのつもりでした。他の家庭のママの意見を調べると、グサグサと刺さる内容ばかり、ワタシの妻なのかなと思ってしまうほどです。
でも思い返せば、全部妻に言われた事ばかり、ただ最近は、妻はあまり何も言ってこなくなりました。これはワタシが出来る様になったからでは無く、妻が諦めたんです。ワタシは記事を書いて気づきました。ここでワタシのとるべき行動は、気付いたなら改善です!自主的にやっていきます!
さいごに
全く違う環境で育ってきた二人が一緒に暮らすのは、まるで異文化交流です。お互いにコミュニケーションを取り、歩み寄りながら関係を築いていかないと、うまくいかないことも多いでしょう。現在、3組に1組が離婚するという時代。家事や育児におけるすれ違いも、十分離婚の原因になり得ます。ワタシ自身も振り返ると、家事もその一因だったかもしれません。
だからこそ、パパはママとのズレに気づき、行動の質やプロセスにも気を配った家事や育児を意識するべきです。大変ですが、「やっているつもり」という状態をしっかり受け入れることが第一歩。それが難しいと感じるかもしれませんが、恐らくそれが真実です。ワタシもこの記事を書く中で受け入れました。
一方で、ママも時にはパパを褒めてあげてください。「褒めるところなんてない」と思うかもしれませんが、それだけでパパは大きく変わる可能性があります。実際、ワタシのセンスのなかった洗濯の干し方も改善されましたし、全く覚えられなかったゴミの日も、燃えるゴミの日くらいは覚えられるようになりました。小さな進歩かもしれませんが、そういった行動を褒めてもらえると、さらにやる気が出るものです。
最後に、この記事はママ寄りの内容に感じられるかもしれません。パパにとって耳が痛い話もあるでしょう。ただ、これくらいのバランスが家庭の平和を保つためには必要だと思っています。この文章が、みなさんの家庭をより良い方向に導くきっかけになれば幸いです。
奇跡的に出会い、結ばれたパートナーです。これからもお互いを大切にし、仲良く過ごしていきましょう!