“パパは気分でNO!”が教える、子供への大切なメッセージ

人は気分で判断してしまう生き物

『人は理論的に考えているようで、実は気分で決めることが多い』と思っているパパです!日々のさまざまなシーンで「YES」「NO」の判断を迫られますが、その多くは実は感情に左右されています。

「好き」「嫌い」「気分が良い」「気分が悪い」など、その瞬間の気分が判断基準になることが多いと、感じています。この記事では、ワタシが20年のサービス業経験や、子育てを通じて気づいた「気分と判断の関係」についてお話しします。

これがみなさんの参考になれば良いなと思っております。

クレームも「気分」が引き金になる

サービス業に20年携わっていると、いろいろなクレームを受ける場面に出くわします。そこで思うのは、面白いことにクレームをもらいやすい人と、もらいにくい人がいるんです。

ちなみにワタシは、この20年間でクレームを受けたのは2〜3回程度です!接客の面では優秀ですよね!ありがとうございます。では、クレームはミスがあれば必ず発生するのでしょうか?

ワタシはこれまでたくさんのミスをしてきましたが、それがクレームに繋がったことはほとんどありません。ワタシが思うに、クレームの「絶対条件」はお客様の「気分が悪い」ということです。

お客様の機嫌がもともと悪かったり、ワタシたちが気分を害してしまったりすると、そこにミスが重なった場合にクレームが発生します。逆に、良い印象を与えていれば、小さなミスは笑って許してくれることもあります。

これはお客様に限らず、会社の上司やプライベートの人間関係にも当てはまります。「怒られる人」「怒られない人」の違いも、相手の気分や印象次第で変わることが多いのです。ちなみにワタシは『怒られないヤツ』です!

子育てにも「気分」が影響する

パパの“気分”が子供への接し方を左右する?

この「気分で判断する」ことを娘たちとの接し方に応用しています。娘たちは、ありとあらゆる雑務をママではなく、パパに頼みます。『ティッシュ取って!』『ハミガキして!』『ドライヤーして!』など、頼まれることはたくさんあります。

基本的には何でもやってあげたいと思っていますが、お願いの仕方が悪いときや、雑に扱われていると感じるときには、あえて断ることがあります。

長女の実例|頼み方ひとつで対応は変わる

次の日が早朝から予定があり、就寝時間も迫っている中で長女が長風呂。それをママに叱られて、不機嫌なままお風呂から出てきた長女が、

「パパー!体拭いてー!(怒)」
と怒り口調で頼んできました。

そんな頼み方をされたら、ワタシは「いやだよ」と断ります。別にパパのメンタルに余裕が無いわけではありませんが、こういう場合は断ります!

ですが、ママのお願いは何でも聞かせて頂いております。当然パパへのリスペクトも不要です。なんなりと!

お願いの仕方を子供に教える理由

子供にも「気分」の大切さを教えたい

小さな子供に大人気ないと言う意見もあると思いますが、みんな子供には優しく寛大に接します。なので一人くらい、大人気なくてもいいじゃないですか。しかも、『人は気分だと』学校じゃ教えてくれないし、いつか知ることになります。

なのでパパが教えます!

人に何かをお願いするときは、最低限のマナーを守り、平常心で伝えることが大切です。感情的になったり、怒ったりしていると、相手の気分を損ねてしまい、お願いが通らなくなることが多いものです。

例えば、長女が「ドライヤーやって」と怒りながら頼んできた場合、ワタシは言います!

「なんで?パパの気分が悪くなるようなお願いの仕方をするの?してあげたいって思えない。」

これを続けていくことで、子供たちには「お願いの仕方ひとつで結果が変わる」ということを学んでほしいと思っています。笑顔で『パパがドライヤーしてくれたら嬉しい』と言ってくれれば、全然します!ほんのちょっと言い方を変えるだけで、色々なお願いを聞いてもらえるんです。

パパが「気分でNO」と言うワケ

感情で決まる現実を、子供に伝えたい

ワタシがこうして「気分」によって対応を変える理由。それは、子供たちにも「気分が判断に影響を与える」という現実を学んでほしいからです。学校では、感情や気分の重要性を教えてくれません。

しかし、これからの人生で人と関わるうえで、このスキルは非常に重要です。だからこそ、ワタシは日々の生活の中で、娘たちに少しずつ教えることにしています。

ですが、ワタシのやり方が子供たちに伝わっているかどうかは分かりません。もしかしたら「めんどくさいオジサン」だと思われているかもしれません。いつか子供たちが「お願いの仕方や気分の大切さ」を学び、それを生かしてくれたら良いなと思います。

さいごに|気分を大切に生きる

ワタシ自身も、「気分」を大切にしています。例えば、友人や同僚からお誘いを受けたとき、「行ったことがない場所」「やったことがない経験」なら、気が乗らなくてもなるべく挑戦するようにしています。

それは、自分に合うかどうかは行ってみないと分からないからです。ただし、どうしても気が乗らないときには、素直に断ります。

「お誘いは嬉しいんだけど、その日は気分が乗らないです。」
「◯◯との時間は楽しいけど!でも、その予定にはあまりテンションが上がらなくて、ワルイね。」

こんな感じで断っています。ちょっと失礼かもしれませんが、『その日はちょっと』『お金が…』『体調が…』こういう断り方があまり好きではないので、思っている事を伝えさせてもらっています。

全然子供の話じゃない締めになってしまいましたが、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!

この記事のポイント!

  • 人は理論より「気分」でYES・NOを決めることが多い
  • クレームはミスより相手の気分が悪いときに起きやすい
  • 子育てでも「気分」で対応を変えることがある
  • 子供の頼み方次第で、パパの返答も変わるようにしている
  • 怒り口調のお願いにはあえて「NO」と伝える
  • 「お願いの仕方」で結果が変わることを子供に教えている
  • 気分を意識することで人間関係がスムーズになる
  • パパ自身も、誘いなどは「気分」で判断し正直に伝えている
  • 「気分」は子育てにも人間関係にも影響する大切な要素

この記事を読んでいる人は、次の記事も読んでいます!