子育てにおける親の役割とは?後悔しないために今できること

娘の将来を気にかけないパパなんていませんよね。どんな大作映画よりも…は少し大げさかもしれませんが、娘の成長を見守る時間は、ワタシにとって特別な喜びです。

ただ、楽しむだけではなく親として責任を果たすことも大事。でも、でしゃばり過ぎるとウザがられることもあるので、このバランスがとても難しいところです。

そこで今回は、ワタシなりの「娘の将来を見据えた接し方」をご紹介します。少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

この記事の目次

自分の過去を振り返って見えた“親の役割”

なんとなくの人生から学んだこと

まずはワタシの話です。ワタシは何も知らない子供でした。高校・大学に進学するつもりもなく、勉強にも全く身が入らず、成績は最悪。

それでも母親に泣かれてしまい、仕方なく高校へ進学し、その後は専門学校にも通いました。でも正直なところ、40代になった今もその意味を見出せていません!

ワタシへの学業投資

  • 勉強教材:100万円
  • 家庭教師:費用はわかりません
  • 高校費用:400万円

結果:片道2時間かけて、名前が書ければ入れるような高校に入学

本人の“やる気”が未来を変える

本人にやる気がなければ全く結果に結びつかない。

高校に400万円!!

このお金の事実を大人になって知り、「なんてもったいない!」と驚愕しました。もし当時、親から「400万円かかるけど、もしお金のかからない高校に行ったら、差額のお金をあげる」と言われていたら……

死ぬ気で勉強してお金のかからない学校に進学し、差額の数百万円を取りにいっていたでしょう!結局、必要だったのは「やる気」「目的」です。

勉強ができなかったわけではありません。ただ、やる意味を見出せていなかったんです。高校での目標はただ一つ、「卒業すること」。

ワタシの経験から学んだこと

テストも赤点を取らなければOKという低い志しだったので、テスト直前でも教室で漫画を読んでいました。そんなワタシに、クラスメイトが言いました。

「漫画なんて読んでて、テストできるのか?」

その時、ワタシはこう返します。

「30点を目標にして、毎回30点を取ってる。

君は満点を目指して満点取れてないだろ?」

そう、ワタシの30点は、“信念の30点”だったんです。こんな調子で社会に出たものだから、当然、大変でした。”信念のある無知”それが当時のワタシです。ただ、救いだったのは「信念」があったこと。

そこから大人になって努力を重ね、ようやく今の自分にたどり着きました。でも心のどこかで思ってしまいます。「あの努力をもっと早くしていれば」「なぜ親は教えてくれなかったのか」と。

だからこそ、今は娘に伝えたい。勉強や努力の「意味」を見つける大切さを。親としてできる限りのサポートをして、娘には後悔のない人生を歩んでほしいと心から願っています。

子どもに教えたい、お金、仕事、学びの大切さ

ワタシ自身、子どもの頃にもっと親からいろいろなことを教えてもらいたかったと思っています。お金の使い方や仕事のこと、そして学ぶことの大切さを、どれも人生において重要なことです。

日本では学びづらい「お金の教育」

特にお金については、日本では学校で教えられる機会がほとんどありません。むしろ、お金の話はタブー視されることさえあります。その結果、何も知らないまま社会に出て、お金を稼ぐ状況に直面してしまいます。

でも、お金に「稼ぎ方」「守り方」「使い方」といった多くの側面があり、それを知ることで人生の選択肢は大きく広がります。

仕事=生活の基盤と伝えたい

仕事についても同様です。やりたい仕事を見つけることは大切ですが、その仕事を通じて得られる生活や安定感も大事です。これらを娘に伝えたいと思っていますが、一方で「教えたいこと」「教えてほしいこと」は必ずしも一致しません。

だからこそ、娘との日々の会話や経験を通して、少しずつ伝えていくことを心がけています。自分らしくより良い人生を歩むためには、「気張る瞬間」が必要です。

若いうちに挑戦や努力を重ねる方が結果を出しやすく、失敗してもやり直す時間が残されています。

唯一無二の強みを育てる視点

特に現代では、ただ頑張るだけではなく、自分だけの「価値」を育てることが重要だと思います。これからの時代、誰でもできることを極めるのではなく、他の人にはない「唯一無二の強み」を持つことが求められます。

それは一朝一夕で作れるものではありませんが、娘にはそれを見つけて育ててほしいと思っています。

「希少性」を育てることが親の役割?

100万人に1人の存在になる方法

教育改革実践家の藤原和博氏は、異なる3つのキャリアを組み合わせることで、

100万人に1人の希少性を持つ人材になれると提唱しています。

ダイヤモンド・オンライン

この「希少性」という考え方、ワタシはとても面白いと思いました。100万人に1人になることは、確かに簡単ではありません。100万人に1人とは、オリンピックのメダリストと同じくらいの希少性です。

まずは学年1位を3つ作るイメージで

この考え方にはユニークなポイントがあります。1つの分野で100万人に1人を目指すのではなく、3つの異なる分野で100人に1人になることを目指すのです。


例えば、100人に1人になることを3つの分野で達成すれば、

100 × 100 × 100 = 100万人に1人となります

100人の1番なら、なれそうですよね。

長女の学校の学年が3クラスあり、大体100人くらいです。つまり、学年で1番を3つの分野で取ることができれば、それだけで100万人に1人に近づけるというわけです。規模は小さいですが、まずはここから始めれば十分です。

親バカでも、未来に希望を乗せて

そしてここから親バカです…少々お付き合いお願いします!うちの長女は可愛いです。客観的に見ても学年1位と言っても過言ではないハズです。

そして小学1年生から始めたバスケットボールを3年間、たくさん練習しています。きっと学年で1番頑張っていると信じています。

つまり、今の時点で「外見」「バスケットボール」の2部門では、学年で1番かもしれません。なのであと1部門で100万人の1人です。

お付き合いありがとうございます(感謝)

こう考えるとワクワクしてきますよね。もちろん、これは親バカですが、少しでも娘の自信につながればと思っています!

おわりに|親として、娘の未来を支えるためにできること

娘たちの未来を思い描きながら、親として何を伝えられるか、どんなサポートができるかを考える日々です。

自分の経験や反省をもとに、ただ教えるのではなく、一緒に考え、一緒に成長する姿勢を大切にしたいと思っています。

「100万人に1人の価値を育てる」という考え方は、とても希望に満ちたアイデアだと思います。すべての人が、自分らしい強みを見つけ、それを育てていける可能性を秘めています。

それは決して一夜にして実現するものではありませんが、小さな一歩から始めることで、確実に未来が変わっていくはずです。

親バカ全開の話も交えましたが、こうして娘の未来を想像しながら書く時間そのものが、ワタシにとって大切なひとときです。

そして何よりも、娘たちが自分らしい人生を歩んでいけるよう、これからもそっと背中を押し続けたいと思っています。

この記事が、同じようにお子さんの未来を考える方々に少しでも参考になれば嬉しいです。これからも一緒に、子どもたちの未来を見守り、支えていきましょう。

この記事のポイント!

  • 親の役割とは、子どもの未来を思い描き、そっと背中を押すこと。
  • 自身の「やる気なき学生時代」の反省から、努力の意味を娘に伝えたいと強く思う。
  • 日本では学ぶ機会が少ない「お金の知識」や「仕事観」も、日常会話から伝えていく姿勢が大切。
  • 唯一無二の強みを育てる「100万人に1人の価値づくり」という考え方が、子育ての羅針盤になる。
  • 親バカでも構わない、自信と誇りを持たせることが、子どもへの最高のエールになる。

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