結婚式は人生の一大イベント。多くの人にとって憧れであり、夢のような瞬間です。
実際、結婚式を挙げるカップルの割合は全体の約8割にものぼるとか。(ゼクシィ調べ)
そんな中で「自分たちが主役になれる日」というのは、人生の中でも数少ない瞬間ですよね。ワタシ自身も、2度の結婚を通して、結婚式の「やる選択」「やらない選択」の両方を経験しました。
今回は、そんなワタシの経験をもとに、結婚式の価値について語ります。
これから結婚式を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ワタシが初めて結婚式を挙げたのは、2000年代初頭。21歳のワタシは、当時24歳の奥さんと結婚を決意。
親に結婚を報告すると、すぐに「結婚式はいつ?」と聞かれました。
あれ、まだ何も決めてないのに?と内心思いつつ、流されるまま式場見学に。
気づいたら1年後に式の日程が決まっていました。これが若さです。
費用のリアル
ここからが大変!結婚式はとにかくお金がかかります。以下、当時の具体的な出費の一部をご紹介します。
- フラワーシャワー(新郎新婦に撒く花びら):30,000円
- 招待状(80名分):50,000円
- テーブル装花:100,000円
最終的に、総額は約400万円。
80名のゲストからご祝儀をいただけると見込んでいましたが、当時のワタシの計算は甘かった!
ワタシのゲスト層は学生や無職が多い、1人3万円はハードルが高かったようで…。
ちなみに、この頃のワタシ、無職です。式場のプランナーさんもリアクションに困っていました…。
なので1人3万円で計算していた、ご祝儀は全然届かなかったのです。そりゃあそうです。
ワタシも招待されたら3万円払ま…すけど、ギリギリです。
それでも結婚式をして良かった理由
お金に苦労したものの、結婚式をやって良かった理由はいくつかあります。
まず、余興はカットしました。費用を抑えるだけでなく、ゲストの負担を減らすためです。そもそも無職のワタシには上司もおらず、芸人やアーティストの友人もいないので、頼む相手もいませんでした。
その結果、演出の時間が減り、ゲストとたくさん話せたのは大きな収穫です!
準備期間中も「お金はないけど時間はある」という状況を活かし、手作りアイテムや装飾に集中。達成感もひとしおでした。
さらに盛り上がったのは『新郎新婦のケーキ入刀』ではなく、『弟たちによるケーキ入刀』ワタシの弟と奥さんの弟が「これから家族になる」という意味を込めて行った演出で大好評!
ファーストバイトまでやって笑いを誘い、ゲストの記憶にも残る式になりました。
2度目の結婚では、結婚式を挙げませんでした。理由はシンプルです。
- お互い再婚だったこと
- 費用を捻出する余裕がなかったこと
- 準備する時間がなかったこと
そして何より、「今さら感」がありました。旅行好きのワタシは、「それならその費用を旅行に使おう!」という結論に至ったんです。
結婚式をしない代わりに
そこで選んだのが、家族4人でのハネムーン旅行!行き先はハワイ。
旅行費用は50万円ほどで、結婚式を挙げるよりもずっと経済的。
さらに、翌年には沖縄旅行で家族写真も兼ねたウェディングフォトを撮影しました。
費用は10万円でしたが、妻もとても満足してくれました。この時の写真は今でも妻のスマホ画面になっています!
華やかな式こそありませんが、旅行先での思い出は一生ものですし、写真も後から見返す楽しみになります。
結婚式をしない選択をしたとき、多くの人が「本当にそれでいいの?」と思うかもしれません。
ワタシ自身、2度目の結婚では結婚式をしないという決断をしました。
実際に式をしなかったことで、メリットもデメリットも感じました。
ここでは、そのリアルな体験をお話しします。
デメリット:華やかさが欠けること
結婚式をしない最大のデメリットは、やはり「華やかさ」に欠けることです。
1度目の結婚式の経験と比べると、こんな違いを感じました。
- 思い出を飾れない:親戚や実家に帰ったとき、結婚式の写真が飾られていないのも寂しいもの。あの特別な日の象徴が目に見える形で残らないのは、結婚式をしなかったことで唯一残念に思った部分です。
- 写真に残らない:結婚式の華やかな写真がないのは、やはり少し寂しいものです。後々「こんな素敵な式だったよ」と家族や友人に見せられる写真がないのはデメリットです。
- ドレスが着られない:結婚式をしなければ、ウェディングドレスを着る機会がなくなります。最高にドレスアップされた奥さんの姿を友人たちに自慢するという楽しみも失われました。
- 感動を共有できない:結婚式では、家族や友人が感動して涙を流す場面も多いですが、そうした特別な感情の共有がないのは、少し物足りなさを感じました。
メリット:費用と時間の節約
一方で、結婚式をしないことで得られるメリットも多くありました。
その中でも特に大きかったのが、費用と時間の節約です。
- 費用が抑えられる:1度目の結婚式では、80名規模で総額400万円ほどかかりましたが、2度目の結婚では結婚式をせず、代わりに家族でハワイ旅行へ。費用は約50万円で済み、家族全員が楽しめる思い出を作ることができました。
- 準備の負担がない:結婚式の準備には何度も式場へ通い、打ち合わせを重ねる必要があります。その時間的な負担が一切なく、ストレスフリーでした。
- 自由度が高い:結婚式にかけるお金や時間を他のことに使えるため、旅行やフォト撮影など、自分たちのペースで思い出作りができました。ワタシたちは沖縄旅行の際、家族4人でウェディングフォトを撮影。費用は10万円程度でしたが、これが十分満足のいくものでした。
ワタシ自身の結論として、結婚式は「やる」と「やらない」の両方にメリットがあります。
大切なのはお互いの価値観を共有すること。もしパートナーが「やりたい!」と思うなら、全力でその希望を叶えます。
ワタシたちは結婚式をしない代わりに旅行を選びましたが、それでも結婚式の良さは十分理解しています。どちらを選んでも、パートナーとしっかり話し合い、自分たちらしい形で記念日を祝うことが大切です。
結婚式をするかしないか。
どちらを選ぶにしても、結婚するお二人が「最高の思い出だった!」と思えるような選択をすることが一番大切です。
1回目の結婚では結婚式をして最高の思い出を作り、2回目では式をしない選択をして満足でき、そのどちらにも良さがありました。
華やかさや感動の共有を諦める分、別の形でその代わりをどう作るかがポイントになるでしょう。結婚式をしないという選択肢も珍しいことではありません。
メリットとデメリットをしっかり理解した上で、自分たちに合ったスタイルを見つけてください。ワタシの経験が、これから結婚を考える方の参考になれば幸いです!