小中高と起きてる時間のほとんどを、ゲームに捧げた。
そして大人になり、自分には何もないことを悟った。
まぁこの気づきを得たと思えば、あのゲームの時間もワルくはなかったと思いたい。
そこで、何者かになろうともがくが何一つ、”今ひとつ”な結果しか出ない。
そこで悟る、結局…凡人なんだな。
だからと言って、自分を諦めるわけにはいかない。
優秀な人が100という結果を出し、普通の人が50という結果を出す。
そして凡人のワタシが30という結果しか出せない。
でも2倍やれば、普通よりちょっと上の結果を出せる!
3倍やれば優秀の人の、ちょっと下の結果を出せる!
凡人なワタシに遊んでる時間なんかない!
凡人の現状
ワタシの収入は、日本の平均年収のど真ん中。
だが非正規雇用なので、来年どうなってるかは正直わからない。
だからこそ、空いた時間を使って副収入をつくろうとしている。
『だったら正社員になって、ボーナスと手当をもらえばいいじゃない』
そんな声が聞こえてくるし、実際に妻にもよく言われる。
いや、正確には…呆れられている。
でも、ワタシにはワタシなりの理由がある。
タイタニックの舟底

今の会社は大企業。安定していて、給料もそこそこ。
会社を船に例えるなら、それはタイタニック級の巨大な船!
だけど、ワタシは気づいてしまった。
この船、まだ小さな穴かもしれないが、
じわじわと、静かに、そして確実に、沈み始めている。
もちろん、これはワタシだけの妄想じゃない。
たぶん他の多くの社員も、なんとなく気づいている。
でも…誰も騒がない。
日本人特有の『みんなが大丈夫って言ってるから、まぁ大丈夫』
という集団安心感で、みんな安心している。
ワタシはその船の『底の方』、つまり非正規という立場にいる。
今さら正社員になって、船の上層に昇っても
どうせ一緒に沈むのだ。
だからワタシは、
沈むのを待つのではなく、自分で救命具を作る!
狭い自室で、こつこつと。
感覚と直感だけを頼りに、副収入という名の浮き輪を作っている。
みんな一緒なら大丈夫
ふと周りを見ると、
同じような立場の人たちが、不安そうな顔ひとつ見せていない。
これがまた、悩ましい。
たぶん彼らは本当に何も考えていないわけではなく、
『周りも焦ってないから、自分も大丈夫』と思いたいのだろう。
この“みんなで一緒なら怖くない”という安心感は、
日本という社会に深く根づいている気がする。
…そして、そんな生き方ができる人を、
どこかでワタシはちょっとだけ、うらやましいとも思っている。
でも、もう知ってしまった。
だが凡人であることは否定しない。
凡人でいながら、自分で感じている違和感を無視できない。
確かに、みんなは大丈夫かもしれない
でもそれが自分も大丈夫ということではない。
優秀な人とワタシの差
自分なりにずっと頑張って努力している。
それでも、出せた結果は…
『周りより、ちょっとだけ頭ひとつ出た』程度。
これが現実…。
でも、その「優秀な人」たちは
もっと自由に、もっと楽しそうに生きている。
彼らは、ちゃんと寝て、ちゃんと遊んで、
そしてちゃんと学び、しっかり結果を出す。
ワタシが必死にあがいている間にも、
彼らは効率的に、自然体で、前に進んでいる”ように見える。
なぜそんなことが可能なんだろう。
…答えは簡単。
優秀だからだ。
そして時間の使い方が違う。
かと言って同じ時間の使い方をしても
同じ結果は出せない…
凡人は3倍やってもちょっと下なのだ、
3倍考えて、3倍行動する!
凡人は失敗を積み重ねて、やっと優秀な人の背中が見えてくる。
努力とは
ここでワタシなりの努力への考えを話したい。
努力と調べると『目標実現のため、心身を労してつとめること』と出てくる。
……なんと曖昧な定義だろうか。
頑張っていれば全部「努力」なのか?
歯を食いしばれば、それだけで価値があるのか?
それって、ただの“自己満足”になっていないか?
『努力は報われる』この言葉も良くない。
全ての努力が報われてしまったら大変だ…みんな成功者になってしまう。
『報われる努力が報われて、報われない努力は報われない』これが正しい!
たとえば
もしワタシが『空を飛びたい』と思い、
毎日ベランダで手をバタバタさせていたらどうだろう。
それを努力と呼ぶか?
たぶん、誰もそうは呼ばない。
でも、”羽ばたいている本人は“努力してるつもり”でいる。
凡人の時間は、そもそも限られている。
だからこの“努力の勘違い”にはまってしまうと
本当にもう、追いつけなくなる。
かと言って、気にしすぎると行動の足かせにもなってしまう。
最後はやっぱり、“走りながら修正する”しかない。
さいごに
優秀、普通、凡人となんとなく3つに分けて語ってきたが
ワタシは人それぞれだと思っている。
日本人は特に、みな大体同じ見た目をしているので
出来る出来ないと考えてしまうが、人それぞれ。
ワタシの場合は、自分を”出来のワルい凡人”としていないと
すぐにサボり遊んでしまう。
実際に、物覚えも悪く注意力も散漫なので
本当に3倍やらないと、みんな以上の結果は出せない。
そう…皆、天才であり、凡人であり、普通なのだ。
自分がやっていることに自信を持って
日々をやっていけば良い…ということ。