日本では「失敗=恥」と考える人が多いですよね。
企業でも不祥事があればトップが辞任する文化が根付いていますし、学校教育でも「失敗しないこと」が重視されるため、挑戦を避けがちです。
そんな中、ワタシは失敗が好きというか、むしろ失敗をしておかないと心配になるタイプです。
10代の頃、気になる女の子とのデートが決まれば、ワタシは必ずデートコースの下見に行っていました。
なぜなら、事前にたくさん失敗しておけば、本番では落ち着いてイケメンを演じれると考えていたからです。
今回の記事では、そんなワタシの「失敗に対する考え方」と、それを子育てにも応用している話を紹介します。
少しでも参考になれば嬉しいです!
ワタシの“失敗に対する考え方”
成功と失敗
成功と失敗については、さまざまな方が語られていますが、
よく言われるのが 「成功はたまたま起こるものだが、失敗には必ず理由がある」 という考え方です。
ワタシもこの考えに大いに賛同しています。
成功から学べることは意外と少ないですが、失敗には必ず学びがあるものです。
一度した失敗は、次に防ぐことができます。
つまり、失敗すればするほど、成功する確率はどんどん上がっていくのです。
極論を言えば、すべての失敗を経験してしまえば、もう次は成功しかありません!
だからこそ、失敗はできるときにたくさん経験しておくことが大切だと考えています。
新人こそ失敗のチャンス
ワタシは職場で新人の頃、先輩から仕事のルールやアドバイスを学びつつも、
「迷惑のかからない範囲」でルールを破ったり、時にはアドバイスの真逆を試してみたりしていました。
なぜなら、新人はある程度の失敗なら笑って許してもらえることが多いからです。
だからこそ、積極的に失敗することが大切だと考えていました。
そうすることで、「このルールは本当に大事」「これは意外と融通がきく」 という境界線が自然と見えてきます。
実際、ワタシは20年同じ会社にいますが、いまだに破り続けても大丈夫なルールがたくさんあります(笑)。
とはいえ、新人の方にそれをそのままオススメするわけではありません。
あくまで「何かあった際は自己責任」ですので、自分でしっかり判断することが大切です。
とはいえ、普通に新人をやっているよりは失敗の経験が多い分、早く成長ができるハズです。
子育てにも応用!「失敗させる子育て」のすすめ
子どもには“失敗の経験”をたくさん積ませたい
ワタシには娘が二人います。
もちろん、かわいい娘たちには、自分らしく自由に生きてほしいと願っています。
そのためにも、失敗の経験は欠かせません。
もし娘が転ばないようにと、ワタシが小石を取り除き続けてしまったら、いざ独り立ちをしたときに転んでしまっても、自分で起き上がる方法がわからなくなってしまいます。
そのときには、もう近くで手を差し伸べるパパはいないかもしれません。
だからこそ、一緒にいられる今のうちに、たくさん転んでもらおうと思っています。
転んだ娘を見守るのはつらいですが、起き上がるまでは見守る。
そして、自分の力で立ち上がったら、全力で抱きしめ、パパの愛情で痛みを治します。
失敗を責めず、「次にどうする?」を一緒に考える
娘が何か失敗した際にも、責めません。
手抜きなどによるミスは注意しますが、挑戦やうっかりによる失敗、ミスは経験にもなるので、むしろ良いことだと教えています。
失敗した際に大事なのは、次にどうするかです!
たとえば何かこぼしてしまっても、ササっと拭いてしまえば良いのです。
子どもなので同じ失敗を繰り返すこともありますが、成長していないわけではないので、気長に見守ります!
失敗しない人生なんて面白くない
ワタシは、常に何かしらの挑戦をしていたいと考えています。
単純に「自分がやったらどうなるのだろう?」という好奇心が止まらないのです。
新しいことを始めるのは楽しくて仕方がありません。
まるで、目の前にある小石に自分からつまずきに行き、前のめりに転ぶような感覚。
そして完璧な受け身をとって、「ほーら、失敗した(笑)」と自分でツッコミを入れる、そんなイメージです。
ワタシにとって、子育てもまた一つの挑戦でした。
今の妻と再婚したとき、長女は3歳。
一緒に生きていくということは、当然ながら子育てもするということになります。
正直なところ、自信なんてまったくありませんでしたが、それ以上にワクワク感もありました。
これまでの挑戦とは違い、途中で投げ出すことはできない。
子育てこそ、まさに日々失敗と試行錯誤の連続です。
成功か失敗かさえも、まだわかりません。
その答えが出るのは、娘が大人になったときでしょう。
楽しみでもあり、不安でもあります。
しかし、もしこの「子育て」という挑戦がなかったら、ワタシの人生はとても単調なものになっていたかもしれません。
そう考えると、今の状況に感謝しながら、これからも挑戦や失敗を楽しんでいきたいと思っています。
さいごに
人生100年
人生100年は、何も挑戦しなかったらめちゃくちゃ長く感じると思っています。
でも、かといって大きな挑戦をするには、ちょっと短い。
だからこそ、身の丈に合った挑戦をするのがちょうどいいんじゃないかと思います。
最初は、「趣味を見つける」くらいの軽い感じで大丈夫。やってみて楽しくなければ、また次に行けばいいんです。
ワタシもこれまでに、いろいろ挑戦しては中途半端にやめています(笑)。
でも、ある程度失敗してからやめるのがおすすめです! 最初の失敗でやめてしまうのは、もったいない。
何度か失敗するうちに、なんとなく全体像が見えてきて、自分に合うかどうかがわかります。
最初は何も見えなくても、失敗するたびに、実はちょっとずつ成功に近づいている。
その道のりを楽しんでほしいなと思います。
偉人たち
かの有名なトーマス・エジソンも、ワタシと似たようなことを言っています。
彼は電球を光らせるのに、1万回も失敗しました。でも、彼はこう言っています。

私は失敗していない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ。
さらに、あのケンタッキーのカーネルおじさんもすごいです。
65歳でチキンのレシピをレストランに売り込みに行って、1009回も断られた!
それでもめげずに売り込み続けて、ようやく1軒の店が「試してみるか」と採用。そこからKFCが世界中に広がったんです。
あの美味しすぎるチキンでさえ、1000回以上も断られるなんて…!
「いきなりそんな大きなことはできないよ!」と思うかもしれません。
でも、「趣味を見つける」くらいなら、ちょっとやってみてもいいんじゃない? くらいの気持ちで挑戦してみてほしいです。
ちなみに、ワタシがこれまでに挑戦して、結局挫折したけど面白かったのは、プログラミングと3D CG!
これはまたいつか挑戦したいなと思っています。あとは海外旅行ですかね!
皆さんの挑戦も応援しますのでぜひ!