『宿題しないならゲーム禁止』
『お片づけ出来ないなら、おやつ無し』
子育ての中でこんなワードよく聞きますよね。
ワタシは娘達に、条件をつけてコントロールするのがあまり好きじゃありません。
そりゃあ時間のない時などは、強い条件を叩きつけて従わせた方が楽です!
でもやっぱり!ワタシが本当に娘たちに育ってほしい姿は、
自分で考え、納得して行動する子。
そのためには、時間がかかっても“ちゃんと話す”ことを大事にしています。
今回はそんなお話です!
親が持ってるカードは最強!
『させない』『食べさせない』『連れて行かない』『買わない』などなど。
親の手札には、とにかく最強のカードが揃っています。
実際、子どもがこのカードに勝つのは、ほぼ不可能です。
泣こうが騒ごうが、「そのカード一発」で親の勝ちです。
でも、ワタシはそのカードをなるべく使わないようにしています。
なぜなら、それを出してしまえば
「条件がイヤだからやる」=“仕方なく動く子”になってしまうからです。
本当に育てたいのは、
「条件がなくても、自分で考えて動ける子」です。
だからこそ、“親の圧”ではなく、
“理解と納得”を積み重ねていくことを意識しています。
ワタシの基本スタイル
娘達の就寝時間は大体、21時くらいです。
その時間が迫ってきても、ワタシは『もう寝なさい!』とは言いません。
『何時に寝るの?』と聞き、娘達に判断の主導権を渡します。
娘達が答えた時間が明らかに遅ければ、『いやいや・・・』と言い修正して、
時間を見ながら誘導しつつ、基本は娘達に管理させます。
娘達が何か約束を守れなかった時も、『◯◯禁止』のように制裁でコントロールはしません。
『約束が破られて残念』『パパの信頼がちょっと下がっちゃったな』など、ワタシの気持ちを伝えます。
この時ばかりは、娘のお願いにも軽く流すように接することもあります。
でも、そのままモヤモヤしたまま寝かせることはしません。
寝る前にはちゃんと話をして、
いつものパパに戻ります。
ちゃんと愛情も伝えてから、おやすみをします!
時間も根気もいりますが、ワタシにとっては、「信頼」を積み上げるための大切な時間です。
ワタシも交渉に応じる
どんなに無理なお願いでも、ワタシは頭ごなしに「ダメ」とは言いません。
話は、ちゃんと聞きます。
もしここで最初から否定してしまったら、
娘たちは「どうせ無理」と思って、交渉するという経験すら積めなくなってしまうからです。
実際は、どんなお願いも交渉次第です!
ただし甘やかしはしません。ダメな時はダメです!
交渉は、いつも成立するわけじゃありません。
「どうすれば通るか」「どんな条件ならOKか」を子どもに伝えることで、
“ワガママ”も、“スキル”に変わっていくと思っています。
エピソード1:アイスが食べたい
お出かけの帰り道に娘達が『アイスが食べたい』と言います。
家に着くのは22時半…遅いです。帰ったらお風呂に入り、
寝る準備に、洗濯などの家事もあります。
妻は飲み会に行っていていません。
なので、”帰ったら寝るまでのことは自分達でして”
この条件なら”アイスを買おう!”
当然、娘達は即答で『出来る!!』と言います。
が…次女はアイスを食べ終わると家に着く頃には、眠くなりぐずります。
なので長女は、”その次女のサポート!”そして、”次女はぐずらない!”も込みです。
そして結果、次女はぐずりました…。
ただ、ちゃんと話して約束を思い出させると、自分でお風呂に入ったり約束を守って頑張りました。
まぁギリギリOKです!
外食したい
次女が『今日は外食が良い!』とワタシに言ってきます。
ワタシは、みんなが行きたいならOK!
妻は『贅沢だがパパが良いなら』
長女は『ちょっとめんどくさい』という空気。
ここでワタシが『よし、今日は外食だ!』と決めれば一瞬で解決。
でも、それではただの親の権力行使です。
なので次女に言います!
『行っても良いけど、ママと長女を行く空気にさせてきて!』と家庭内の空気を動かす任務を託します。
小学一年生がなんて言ったか知りませんが、頑張って交渉したみたいで、その日は外食になりました。
さいごに
ワタシが娘達に対して心掛けているのは、
”大人に言わないようなことは、子どもにも言わない”です!
大人同士のコミュニケーションで『〇〇してくれないなら、〇〇は禁止』
なんて言わないですよね。
子ども相手でも、同じです。
時間も手間もかかりますが、ちゃんと話します。
親が『スマホ没収!!』と強いカードを叩きつけて、子がしぶしぶと言う事を聞く…
一時的には“効く”かもしれませんが、そこに子どもが“考える機会”はありません。
子が成長し、親の強いカードが効かなくなったら
きっと”反抗期”と呼ぶでしょう。
でもワタシは、それは反抗期というより
成長して親の理不尽な、命令に気づいたのではないかと思っています。
そうなってから関係を修復するのは、たぶん大変です。
なので、ワタシは今から手間をかけます!
毎日ちゃんと話して、信頼を積み重ねていく。
これで将来、娘達がすんごい反抗期になったら…お手上げです!
でも、それも立派な成長だと思って、ちゃんと向き合います。